2025年10月31日
正蓮寺植物日記 | 10月11月 冬ごもりの準備
夏から突然秋がやってきて、なんだか冬まで押し寄せてきているようで慌ただしい。
正蓮寺のお庭も畑も冬のために少しずつ整理整頓、メンテナンスの期間だった。
場所も、私たち人間も、整理整頓の時間が必要である。
祈りの季節を前にして

正蓮寺植物園のえくぼの丘。
本当は謝恩講※の前に秋のお手入れをしたかったのだけれど、お天気に恵まれず。
秋らしい色合いの花を添えたのでお参りの際は、少し覗いてみてください。
夏からずっと元気だった山野草のキキョウはまだまだ咲いてくれ、クジャクアスターが満開。
冬まで咲いてくれた花は、年末頃には姿がなくなり、また春を待つ日々へ。
花盛りの春、伸び盛りの夏、実り多き秋は美しく楽しいけれど…
この季節はガーデナーはとても忙しい。
植物に携わる人はもちろん、植物にとっても休息である冬は恋しいものである。
※報恩講(ほうおんこう)
正蓮寺の宗派(浄土真宗)の宗祖である親鸞聖人のご命日11月28日を縁に全国の浄土真宗寺院で開かれる法要。年に一度、最も厳かで華やかにお堂が彩られ、大勢の僧侶と参詣者によるおつとめや、遠近より招かれた僧侶による法話を味わうつどいの場。
🎤伊豆の国しょうれんじラジオ ~25年10月|「楽しい」から「頼もしい」へ 報恩講3年目の変化~
https://www.youtube.com/watch?v=13Hvp5-3je8&t=184s
収穫の秋 喜びの秋

ご近所の方の好意により畑をお借りしている正蓮寺こども園では、植え付け、栽培、収穫、そして給食で美味しくいただくまでを食育として一環で行われている。
こども園の畑では今年も大歓声の中、さつまいもの収穫祭が行われた。
畑はすっかり、祭りの後。

畑には大人の手のひらほどしかない、小さな足跡がいっぱい!

今日のヒーロー、山と畑と植物を整備し守ってくれる仲村さん(こども園営繕職員)。
例年のさつまいも収穫のため、春からさつまいもの苗を植え、暑い夏にも雑草を抜いてくれ、冬に向けて畑のメンテナンスをしてくれているそうです。
日々のお手入れと、冬ごもりの準備
正蓮寺の夏を彩った蓮の花々は、蓮の実と花托(かたく)が残る。
本堂の横の納屋に、丁寧に美しく飾られている姿をみると思い出す風景がある。
父が亡くなった後に、住職の元浄さんが我が家に訪ねてくれた際に父の胸にこの花托を1輪供えてくれた。
桜が散り終えた4月末、まだ蓮の開花ではない時期だった。
植物は花が咲いているものが美しいとされるが、どんな姿でも心を癒してくれるものだ。

亡き人のことを思い、寂しくなったところで思わず微笑んでしまう光景が広がって来た。
正蓮寺さんの施設管理など、守ってくださっている本田さんだ。
ぐるぐる、ぐるり。
定期的に砂場の手入れとして耕しているそう。
この後に遊ぶ子供達はまた、歓喜の声をあげている姿が目に浮かぶ。

仏様と、植物とともにある、美しい正蓮寺。
正蓮寺を支える人々の笑顔はいつも穏やかだ。
だから、わたしはここにまた訪れたくなる。
多くの人が、同じ思いでここを訪れているのだろう。

願いを込めた、小さな茶会のご案内
沼津御用邸で小さな個展・茶会を開きます。
本イベントは、静岡を拠点に国内外で活動する2人の女性クリエイターが、“服と植物で秋をまとう二日間”をテーマにコラボレーションするものです。
沼津御用邸という歴史ある会場で、静岡の自然や光を背景に、服と植物が響き合うアートのような空間を体験していただけます。
この秋、日本で初めて女性の内閣総理大臣が誕生しましたね。
高市さんが笑顔で邁進してるのを拝見すると、時々涙が出そうになります。
頑張って!と思うのと同時に、頑張ろうとも思える。そして令和を生きる娘たちが、なに一つ諦めなくて良い幸せな時代でありますようにと祈るのです。
私たちは、クリエイターとして、母として、自分たちのできるところから未来が変わることを信じています。

服と植物で秋をまとう二日間 イベント概要
日時:2025年11月8日(土)11:00–17:00
2025年11月9日(日)10:00–16:00(最終受付15:30)
会場:沼津御用邸記念公園(静岡県沼津市下香貫島郷2802-1)
出展:KEYCO(福川登紀子)/The Apoke 植物採集(古長谷莉花)
入場無料、ご予約も不要です。どなた様もぜひ、散歩がてらお立ち寄りください。

植物採集家 古長谷莉花